【中高生プログラミングの登竜門】情報オリンピック(JOI)とは?|中高生の参加方法と対策を解説

2026-04-01

最終更新: 2026-05-06

情報オリンピック
JOI
中学生
高校生
参加方法
対策
星出 遼汰郎

代表講師 / カリキュラム監修

星出 遼汰郎ほっしー

中学生・高校生向けのプログラミング学習サービス「HaruCoder」を運営しています。指導歴は5年以上、これまでに100人以上の生徒を教えてきました。プログラミングの楽しさ、そして「考えることそのものの楽しさ」を伝えることを大切にしています。


情報オリンピック(JOI)とは?中高生向けのプログラミング大会

日本情報オリンピック(JOI: Japanese Olympiad in Informatics) は、情報科学(プログラミングとアルゴリズム)の能力を競う全国大会です。中学生・高校生を対象としており、優秀な成績を収めると国際情報オリンピック(IOI) の日本代表に選ばれる可能性もあります。

JOIの形式・名称の変更について(2026年〜)

近年、JOIの大会形式は毎年のようにアップグレードされており、ステージ名や形式が新旧で混在している状況です。ネットの古い情報と公式サイトで呼び方が違って混乱することも多いので、まず整理しておきます。本記事は 2026年度(最新)の形式 を基準に解説します。

ステージ名の変更(〜2025年 → 2026年〜)

段階〜2025年(旧)2026年〜(新)
1段階目一次予選一次予選
2段階目二次予選二次予選
3段階目本選セミファイナル
4段階目春季トレーニング合宿ファイナル

一次予選・二次予選の形式・選考基準の変更(2026年〜)

2026年からは名称だけでなく、一次予選・二次予選の選考基準も変更されています。詳しい変更点や対策は別記事 【2026年版】情報オリンピック各予選の対策・選考基準について にまとめているので、最新情報を押さえたい方はあわせてご覧ください。

JOIの参加者数|毎年数千人の中高生が挑戦する国内最大級の大会

JOIは、毎年数千人規模の中高生が参加する、日本最大級のプログラミングコンテストです。「中高生が挑戦できるプログラミング大会」としては国内でも圧倒的な規模を誇ります。

さらに近年は、学校でのプログラミング教育の必修化などを背景に、参加者数が年々大きく伸びているのも特徴です。プログラミングを学ぶ中高生にとって、JOIはもはや「一部の天才が挑む特別な大会」ではなく、多くの人が当たり前に挑戦する場になりつつあります。

JOI一次予選の年度別参加者数の推移グラフ

※ JOI公式サイトで公開されている年度別参加者数をもとにしたグラフ

「自分なんかが参加していいのかな?」と思う必要はまったくありません。同じように初めて挑戦する中高生が、全国に何千人もいます。

JOIに参加できる人|中学生・高校生の参加資格

JOIには高校生以下であれば誰でも参加できます。ただし、ファイナルステージに関しては高校2年生以下が出場可能となっています。 また、プログラミング経験がなくても一次予選から挑戦可能です。各段階の難易度について詳しく知りたい方は、JOIの難易度を段階別に解説した記事もあわせてご覧ください。

  • 参加費:
    • 一次予選・二次予選: 無料
    • セミファイナル: 5,000円
    • ファイナル: 5,000円
  • 参加資格:
    • 日本の中学校・高等学校に在籍する生徒(または同等の年齢)
    • ただし、ファイナルステージに進出できるのは高校2年生まで
  • 申し込み: JOI公式サイトからオンラインで登録

JOIの大会の流れ|一次予選・二次予選・セミファイナル・ファイナル

JOIは4段階のステージで構成されています。全体像を図で整理すると、こんなイメージです。

一次予選 → 二次予選 → セミファイナル → ファイナル → IOI代表のフロー図

※ 各ステージを通過した人が、次のステージに進める勝ち抜き方式

上の段階ほど参加者が絞られていき、最終的にIOI(国際情報オリンピック)の日本代表4名が選ばれます。

一次予選(オンライン) 9月〜11月

自宅のパソコンからオンラインで受験します。6問のプログラミング問題が出題され、制限時間内にプログラムを書いて提出します。問題の難易度は幅広く、基本的な問題もあるので初心者でも挑戦しやすいです。

一次予選の受験画面イメージ

※ ブラウザ上で問題を読み、コードを書いて提出する形式

二次予選(オンライン) 12月

一次予選を通過した人が受験します。一次予選より難しい問題が出題され、アルゴリズムの知識が求められます。

セミファイナル(会場) 1月

二次予選を通過した上位者が参加します。数千人の参加者のうち、上位の約175人 が全国から集まり、会場で競い合います。かつては「本選」と呼ばれていたステージです。

ファイナル(春季トレーニング合宿) 3月

セミファイナルの上位約35人が招待され、国際情報オリンピック(IOI)の日本代表候補として訓練を受けます。かつては「春季トレーニング合宿」と呼ばれていたステージです。

JOIで求められるプログラミングスキル

プログラミング言語

C++、Python、Javaなどが使用可能です。特に C++ は実行速度が速いため、多くの参加者が使用しています。

アルゴリズムとデータ構造

JOIの問題を解くには、以下のようなアルゴリズムの知識が必要です:

  • 全探索(全てのパターンを試す)
  • 貪欲法(その場で最良の選択をする)
  • 動的計画法(DP)(部分問題の解を利用する)
  • グラフ探索(BFS、DFS)
  • 累積和
  • 二分探索

代表的なアルゴリズム(全探索・貪欲法・DP・グラフ探索)のイメージ図

※ それぞれのアルゴリズムがどんな考え方かを一枚にまとめた概念図

どれも最初は難しく感じますが、しっかり理解し実装できるようになれば、大きな武器になります。

それぞれのアルゴリズムについて詳しく学びたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

JOI対策の始め方|中高生向けの学習ステップ

1. プログラミングの基本を身につける

まずは変数、条件分岐、繰り返し、配列の基本操作を学びましょう。【中高生向け】競技プログラミングの始め方|パソコンで問題を解く流れも参考にしてみてください。

2. アルゴリズムを学ぶ

HaruCoderでは、JOI対策に特化した教材を提供しています。基礎的なアルゴリズムから二次予選レベルの内容まで、段階的に学習できます。

3. 過去問を解く

JOIの過去問は公式サイトで確認・挑戦できます。まずは一次予選の易しめの問題から取り組んでみましょう。また、HaruCoderでは本番形式で挑戦できる「JOI模試」もご用意しています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

4. コンテストに参加して実践力をつける

HaruCoderのコンテストやAtCoderのコンテストに参加し、全国の競プロ仲間と切磋琢磨しながら実力を伸ばしていきましょう。特に AtCoder Beginner Contest(ABC) は私自身も毎週参加しています。ぜひ一緒に頑張っていきましょう!

情報オリンピック(JOI)に関するよくある質問

Q. JOIの参加費はいくらですか?

一次予選・二次予選は無料です。その先のセミファイナルとファイナルは、それぞれ 5,000円 の参加費がかかります。まずは無料で受けられる予選から、自宅のパソコンとインターネット環境があれば誰でも気軽に挑戦できます。

Q. JOIは何年生から参加できますか?

高校3年生以下であれば基本的に誰でも参加可能です。年齢が同等であれば、高等専門学校の生徒なども参加できます。ただし、ファイナルステージに進出できるのは高校2年生以下に限られている点には注意が必要です(高校3年生は一次予選〜セミファイナルまで参加可能)。

Q. プログラミング未経験でもJOIに参加できますか?

可能です。 一次予選には基本的な文法問題も含まれており、プログラミングを始めて数ヶ月の初心者でも1〜2問は解ける難易度です。「自分のレベルでどこまで通用するかな?」と気になる方は、よければ一度HaruCoderの JOI模試体験してみることをオススメします。

Q. JOIで使えるプログラミング言語は?

C++・Python・Java などが使えます。競技プログラミングでは実行速度の速い C++ が主流です。

Q. JOIは大学入試で使えますか?

使えます。 セミファイナル(旧 本選)以上の実績は、東京大学をはじめとする多くの大学の総合型選抜(AO入試)で評価されます。詳しくはこちらのサイトが参考になります。

Q. JOIとAtCoderの違いは何ですか?

JOIは高校生以下限定・年1回の公式大会で、突破するとIOI(国際大会)の日本代表を目指せます。一方AtCoderは通年で誰でも参加できるオンラインコンテストで、JOIの練習の場としても活用されています。

まとめ|情報オリンピック(JOI)は中高生のプログラミング挑戦に最適

情報オリンピック(JOI)は、中学生・高校生がプログラミングの実力を試せる素晴らしい機会です。一次予選・二次予選は無料で、オンラインから気軽に挑戦できます。

  • 毎年数千人の中高生が参加する国内最大級のプログラミングコンテスト
  • 予選は参加費無料・オンライン受験可能で挑戦のハードルが低い
  • 一次予選はプログラミング基礎レベルで、初心者でも突破を目指せる
  • 突破実績は大学入試でも評価される

プログラミング初心者でも、基礎から学んでいけば一次予選突破は十分に目指せます。HaruCoderの教材や問題演習を活用して、JOI挑戦への第一歩を踏み出しましょう。


HaruCoderについて

中学生・高校生向けのオンライン競技プログラミング教室です。
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星出 遼汰郎
授業で会えるのを楽しみにしてます!